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カサンドラ症候群・発達障害・アスペルガーなどについての情報収集、意見交換、参考などにご活用ください。
カサンドラ症候群とは
カサンドラ症候群とは、
家族やパートナーがアスペルガー・発達障害者であることが原因で、情緒的人間関係を築くことが困難であり、
その心身的ストレスにより不安・不眠・抑うつ・PTSDなどのストレス障害および、身体的な頭痛・腹痛・生理不順などの
健康被害を含む心身症状が起きている状態です。
サポート側の負荷が深刻
発達障害者への報われない支援の日々から、
精神的苦悩や疲弊が大きくなりすぎてサポートする側が心身に多大なダメージを受けている、非常に深刻な問題です。
そして、そのような状態・状況・事実があることを
「他の人に伝えても理解してもらえない、信じてもらえない、軽んじられる」ことが大きな負荷となっています。
当事者にしかわからない
夫の発達障害に疲弊した妻が、友人や家族に相談しても
「男なんてみんなそんなもんよ」「会話が成立しないなんてどこの夫婦にもあること」「真面目すぎるよりいいんじゃない?」など、
障害に対する理解度が著しく低い状況に立たされがちです。
大人の発達障害
「発達障害」ときくと”子どもの問題”という認識が強くありました。
従来その捉え方に固執するがゆえに、「大人の発達障害」に悩むカサンドラ症候群の方々がより理解されにくい状況にありました。
子供のときには気づかず、あるいは当人も親もその自覚や認識がなく、大人になってからその不自然な言動に周囲が悩まされる現実はとても深刻です。
<学術的記述>
カサンドラ症候群とは、家族やパートナーなど生活の身近にいる人が発達障害(自閉症、アスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害/以下ASD等)であることが原因で、情緒的な相互関係を築くことが難しく、心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心身症状が起きている状態を指す言葉です。
世界的に広く用いられている精神疾患の診断基準『DSM-5』※には記載がなく、正式な疾患名ではありません。
カサンドラ症候群以外にも、「カサンドラ情動剥奪障害」「カサンドラ状態」などと表現されることもあります。
(「カッサンドラ」との表記揺れもあり)
※『DSM-5』…『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版
また、カサンドラ症候群の原因となるアスペルガー症候群も、診断基準の変更により、現在では自閉症スペクトラム障害に含まれています。
出典・参考(一部加筆修正を含みます)
・https://snabi.jp/article/86
・https://www.jiji.com/jc/v4?id=201705kasandora0001
カサンドラ症候群の特徴・症状
カサンドラ症候群の不調にはさまざまな心身症状があります。
それらの不調は、発達障害・アスペルガー症候群の人をサポートする家族や身近な人が
発達障害者とコミュニケーションをうまく築けないために起こる二次障害です。
特徴
- 家族・パートナー・親しい間柄の人がアスペルガー特性(発達障害)などによる、共感性の欠如・情緒表現の障害がある
- 発達障害者との関係において、情緒的交流の乏しさを原因として、会話の不成立などの対立、精神または身体の過労・虐待状態および人間関係の満足感の低下がある
- 精神的・身体的な不調、症状がある。
症状
自己評価の低下 抑うつ状態 罪悪感 不安障害 不眠症 PTSD 体重増減 | 無力感 偏頭痛 パニック障害 偏頭痛 過眠症 情緒不安定 思考力の低下 | 生理不順 PMS 食欲不振 吐き気 頭痛 腹痛 めまい、など |
これらの不調は、発達障害の夫を持つ妻に非常によく現れる症状とされています。
多くの場合、「相手の気持ちや立場を理解することが困難な発達障害を持つ夫と、
うまくコミュニケーションを取れずに苦しみ、妻が身体的、精神的な不調に陥る」という状況にあります。
もちろん「妻が発達障害で、夫がカサンドラになる」場合もあるが、障害の発生率は男性の方が高いため、該当者は女性のケースが多いといいます。
画像出典:https://www.jiji.com/jc/v4?id=201705kasandora0001
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